インドの南米コロンビア進出

| コメント(0)

インド政府は9月5日、南米コロンビアとの間で、コロンビアでの共同での石油開発、生産、精製、販売及びLNG計画での協力の契約を締結した。両国の石油相が調印した。

契約によると、両国の国営石油会社は両国での石油開発計画に参加する。技術の交流も行なう。

ーーー

GAIL (Gas Authority of India Ltd.) は6日、コロンビアでの大規模石油化学プラント建設を考えていることを明らかにした。
石油化学プラントとガスのパイプラインをコロンビアに建設するというものだが、検討段階であるとして、能力、投資額、スケデュール等は決めていないとしている。

同社では共同で海外での石油化学事業を検討しているReliance Industries (RIL) を引き込みたいとしている。

 2007/12/22 インドのReliance とGAIL、共同で海外での石油化学事業を検討 
       

コロンビアは15億バレルの石油埋蔵量を有し、日産525千バレルの石油を産しているが、石油化学プラントは持っていない。

ーーー

インドのOil and Natural Gas Corp (ONGC) の子会社で海外での油田開発担当の子会社 ONGC Videsh (ロシアで石油開発をしている英国 Imperial Energy Corp Plc を買収)は既にコロンビアで活動している。

2006年9月に中国のSinopec と共同で、米国独立系石油会社Omimex Resourcesから、同社の子会社 Omimex de Colombia を買収した。
両社はそれぞれ50%の株式を取得し、合弁会社Mansarovar Energy Colombia Ltd を設立して、事業を行っている。

この買収によって、SinopecとONGC が取得した資産は次のとおり。
・ 確認埋蔵量約3億バレル、2
5千b/dの原油生産
・ カリブ海域(オンショア)CoralesにおけるTechnical Evaluation Agreement契約
・ Velasquez の100%権益と採掘権
・ Nare、Teca鉱区の共同開発権 (
コロンビア国営 Ecopetrol が残り50%の権益を保有)
・ 上記権益取得鉱区からBarrancabermeja 精油所までのVelasquez-Galanパイプライン(189km)

なお、ONGCは中国の中国石油(CNPC)とともに、200512月に、ペトロカナダとの油田権益獲得協定に調印している。

ペトロカナダとシェルが合弁設立したシリアの石油大手・アルフラット社の株式のうち、ペトロカナダが出資する37%の株式を50/50で買い取り、年間約300万トンの原油を生産する油田の権益を得た。

ーーー

このほか、インドのReliance Industries Limitedは2006年6月にANH(炭化水素庁)Technical Evaluation Agreement を結び、太平洋のTumaco海域157万ヘクタールの採掘権を獲得。現在すでに探鉱を行っている。


* 総合目次、項目別目次は
 http://kaznak.web.infoseek.co.jp/blog/zenpan-1.htm にあります。

  各記事の「その後」については、上記目次から入るバックナンバーに付記します。


コメントする

月別 アーカイブ