浙江逸盛石化、寧波でPTA第三期計画の認可を取得

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浙江逸盛石油化学(Zhejiang Yisheng Petrochemical)はこのたびNDRCから、浙江省寧波市北侖区でのPTA第三期計画の認可を取得した。

第三期計画は
30億人民元を投じるもので、Invistaの技術を導入、公称能力は年産150万トンだが、実際の能力は180万トンとされる。

同社は、紡織大手の浙江恒逸集団(
Zhejiang Hengyi Group)と浙江栄盛化纖集団(Zhejiang Rongsheng Chemical Fibre Group )及び佳栢国際投資有限公司、香港盛暉有限公司のJVで、製品PTAはすべて親会社の恒逸及び栄盛のポリエステル工場に供給される。

浙江逸盛化学は寧波に既存のPTA2基を持つほか、大連にJVの逸盛大化を持っている。

同社のPTAの公称及び実質能力は以下の通りで、今回の計画( )を合わせると実質能力は450万トンとなる。

             単位:万トン
      公称 実質  
浙江逸盛 寧波 1 53 60
2 53 60
3 (150) (180)
合計 106
(256)
120
(300)
逸盛大化 大連   120 150
合計     226
 (376)
 270
(450)

逸盛大化石油化学(Yisheng Dahua Petrochemical)は逸盛化学80%、大化集団20%のJV。
当初年産50万トンのQTAを計画したが、最終的に1系列 120万トンのPTAに変更した。

中国は2009年にネットで508万トン、2010年に540万トンのPTAを輸入した。
なお原料PXについては2009年の輸入は337万トン、2010年は353万トンとなっている。


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