韓国政府、昆虫の食品原料使用を初承認

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韓国の農村振興庁と食品医薬品安全処は7月17日、昆虫のミールワームを食品原料として使用することを承認したと発表した。
政府が科学的な安全性を立証し、食品原料として使用可能だと認めた昆虫はこれが初めて。

食品医薬品安全処はミールワームの栄養成分を分析し、毒性をテストした結果、食品として使用する上で問題がないと説明した。

農村振興庁によると、洗浄、殺菌、凍結乾燥という工程を経て粉末化されたミールワームの幼虫はタンパク質と脂肪が80%以上を占め、食品材料として利用価値が高いことが分かった。内訳はタンパク質が45-57%、脂肪が25-34%だった。特に脂肪の75%が心血管疾患の予防に効果がある不飽和脂肪酸だった。

ミールワーム(Mealworm)はゴミムシダマシ科の甲虫の幼虫で、 小鳥や爬虫類の餌、釣り餌とするために飼育・増殖されている。
通常は チャイロコメノゴミムシダマシ(Yellow mealworm)の幼虫を指す。

 


 

韓国政府はミールワームの幼虫以外にもシラホシハナムグリ、カブトムシ、コオロギなどの食用化に向けた研究も進めている。

国連食糧農業機関(FAO)も昆虫を未来の代替食料として注目している。



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