DSM、中国の浙江新和成とPPSコンパウンドのJVを設立

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DSMは5月29日、中国の浙江新和成股份有限公司(Zhejiang NHU)とPPS(ポリフェニレンサルファイド)をベースとする高機能樹脂コンパウンド製造のJVを設立すると発表した。

新会社の名称はDSM NHU Engineering Plastics (Zhejiang) Co. Ltd.で、DSMが60%、NHUが40%保有する。

JVはNHUの100%子会社のZhejiang NHU Special Materialsが 杭州湾上虞経済技術開発区で生産するPPSポリマーをベースに、NHUのコンパウンド能力とDSMが積み上げてきた用途開発能力とマテリアルサイエンスに関する知見を活かして、様々な高機能樹脂コンパウンドを製造する。

「Xytron PPS」ブランドのPPSコンパウンド製品は、自動車業界や電子・電機業界を中心に、DSMのマーケティング・セールス部門が中国を含めてグローバルに販売活動を行う。


浙江省紹興市に本社を置くZhejiang NHUは1999年に設立され、食品添加物、飼料添加物、ポリマー&マテリアルズ、フレーバー&香料の製造を専門とする。

浙江省紹興工場ではビタミン類、コエンザイムQ10などを生産する。

紹興市のMeizu工場には輸出向けの3つの子会社、Zhejiang NVB、Xinchang NHU Vitamins、Zhejiang VYS Animal Nourishment Health Care Drugs  が飼料添加物を生産している。

杭州湾上虞経済技術開発区では、3つの子会社、Shangyu NHU Bio-Chem、Zhejiang NHU Pharmaceutical、Zhejiang NHU Special Material がビタミンA、カロテノイド、PPSその他を生産している。

Zhejiang NHU Special Materials はPPS(年産 5,000トン)とPPS コンパウンド(年産6,000トン)、特殊ポリアミドのポリフタラミド(PA6T 年産2,000トン)を生産している。

山東濰坊濱海経済開発区では香料類を生産している。

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今回のNHUとの提携に先立ち、DSMは2012年5月に、世界最大のPPSメーカーを自称するChina Lumena New Materials(中國旭光高新材料集團)との間で協力の協定書を締結した。

内容はDSMのStanyl® Polyamide 46 を中国で販売し、Lumena のPPSを中国外で販売するというもの。

Lumenaは香港市場に上場しているが、Lumenaの発表によれば、PPSレジンと繊維の拡張中で、2012年末にはレジンが年産55千トン、繊維が2千トンになるとしていた。 四川省の徳陽市と成都市双流県に工場を持つ。
世界第二の芒硝石(年産220万トン)のメーカーでもあるとしている。

しかし、2014年4月に同社は、同社が業績を大幅に水増ししているとの噂を受け、株の売買を停止し、財務諸表の発表を延期した。

調査会社のEmerson Analyticsの分析によると、PPS能力は5,000トン以下であり、PPSコンパウンドの販売数量を27,608トンとしているが、実際には1,200トンであるという。

DSMはその後、Lumenaとの協力については何も公表していないが、当然、中止したと思われる。



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