Ineos、ExxonMobile/Shellのスコットランドのエチレン工場に米のシェールガスからのエタンを供給

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ExxonMobil Chemical / Shell Chemical との間で、米国のシェールガスからのエタンを、IneosのスコットランドのGrangemouth工場からExxonMobilのエチレン工場に供給する契約を締結した。

Fife Ethylene Plant はスコットランドのMossmorran のExxonMobilの工場にあり、北海の石油・ガス田からのNGLを原料にエチレン年産83万トンを生産している。
Shell は製品の50%の引取権をもっている。

1986年に開所したもので、北海のNGLを原料とする最初のプラントである。(欧州に4基しかない天然ガス原料のスチームクラッカーの1基)

Ineosは2012年9月、欧州のエチレン原料用にエタンを輸入するため、Marcellus shaleを開発する独立系石油・ガス業者のRange Resourcesとの間で、2015年からエタンを購入する契約を締結した。
Ineosは、Sunoco 子会社のSunoco Logistics Partnersとの間で、エタンをペンシルバニア州Houstonから同州Marcus Hookまで輸送するため、パイプライン輸送契約とターミナルサービス契約を締結した。

Ineosは2014年2月3日、米国のCONSOL Energyとの間でMarcellus Shaleのエタンの購入契約を締結したと発表した。
エタンはSunoco LogisticsからMariner East pipeline で運ばれ、Marcus Hookから船積みされる。

2012/10/2   Ineos、米のシェールガスからのエタンを欧州のエチレン原料用に輸入

Ineosは4億5千万英ポンドを投じて、Grangemouth工場に新しいエタン輸入ターミナルを建設した。

今回、ExxonMobil とShell は、Ineos が米国から輸送しGrangemouthの輸入ターミナルに陸揚げしたエタンの一部をFife Ethylene Plant に受け入れる。
北海からの原料を補完して工場のフル稼働を維持するとともに、エチレン工場のコスト競争力を高め、長期的に熟練労働者の雇用を維持する。

ExxonMobil とShellでは、今回の契約でIneosの新しいインフラを活用して米国の競争力あるエタンを使用でき、需要家の長期的なニーズを満たすことができるとしている。

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