韓国のLG、具光謨氏が4代目の会長就任 

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LGグループの具本茂会長が5月20日に死去した。73歳だった。

具会長は3代目で、LGを20年余りでテクノロジーおよび化学分野の世界的企業に育て上げた。

グループの持ち株会社・LGは6月29日、臨時株主総会で具光謨・LG電子常務 (40) を取締役に 選任し、総会後の取締役会で代表取締役会長に選出した。
代表取締役兼最高執行責任者(COO)の河炫會・LG副会長とともに、複数代表取締役としてLGの経営を担うことになる。

一部には、具本茂氏の 弟(三男)で、LGディスプレーなど主要グループ企業で経営手腕を発揮した具本俊・LG副会長 が短期的に会長になるのではとの推測もあったが、同氏は同日からLGグループの経営一線から完全に退き、年末の役員人事で退任する。

具光謨氏は具本茂会長の弟の具本綾氏の長男で、事故で息子を亡くした具本茂氏が2004年に養子に迎えた。
グループの中核会社・LG電子で常務として、B2B(企業間取引)事業本部の Information Display
事業部長を務めていた。


取締役会であいさつした具氏は「これまでLGが培ってきた顧客価値の創造、人間尊重、正道経営という資産を継承し、発展させていきたい。変化が必要な部分は改善し、長期的な観点から成長基盤を構築することに最善を尽くす」と述べた。

年末まで主要系列会社の懸案を把握後、経営の前面に出るとみられる。これを機に、LGグループの事業再編が本格化するとみられている。


韓国の主要10企業グループのうち、4代目の総帥が誕生するのは初 めて。2代目が5人で最も多く、サムスングループの経営トップ、李在鎔・サムスン電子副会長らは3代目。


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