米 Ely Lilly 、バイオ医薬の米Loxo Oncologyを買収

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米製薬大手のEly Lillyは1月7日、同業の米Loxo Oncologyを買収すると発表した。買収額は約80億ドル。

Ely Lillyはがん分野の企業を相次ぎ買収しており、開発競争が激化するがん分野で品ぞろえを増やし競争力を高める考え。

Ely Lillyは2018年5月には人体の免疫系を生かした複数のがん治療薬を開発している ARMO Biosciences を16億ドルで買収した。


Loxo Oncologyは
遺伝子情報に基づく癌の患者の治療薬の開発に特化する企業。

Ely Lilly は「Loxoがもつポートフォリオにより、がん患者に新たな治療の機会を提供することができる」とコメントした。

Loxoのポートフォリオは下記の通りで、肺がんや血液がんなど、幅広いがんの治療薬を持つ。


米国食品医薬品局(FDA)は2018年11月26日、既知の後天的な耐性変異を伴わない神経栄養因子受容体チロシンキナーゼ(NTRK)融合遺伝子を有し、転移がみられるか、外科的切除による重篤な合併症の発症率が高く、適切な治療がない、もしくは治療後にがんの進行がみられた固形腫瘍を有する成人および小児患者に対して、VITRAKVI(一般名 larotrectinib)を迅速承認した。

これはLoxo Oncology とBayerが共同開発したもの。現在、BayerがEUで申請している。

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