Invista、アジポニトリルの知的所有権問題でSolvayと和解

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Solvay と Invista は4月25日、フランスの両社の50/50 JVの Butachimie について新しいJV契約を締結し、2008年から争っていた知的所有権問題を解決した。

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ButachimieはDuPontのGen I technologyを使用してアジポニトリル(ADN)を生産するため、DuPontと Rhone-Poulenc のJVとして設立された。

ナイロン66 はヘキサメチレンジアミン(炭素数6)とアジピン酸(炭素数6)からつくるが、アジピン酸はアジポニトリルの加水分解により生産する。

Koch Industries は2004年にDuPont の繊維部門であった Invista を42億ドルで買収した。

Rhone-Poulenc は化学品部門をRhodia として分離した。
2011年に
SolvayがRhodiaを友好的買収 した。

この結果、ButachimieはSolvayとInvista のJVとなった。

2008年にInvistaは、Rhodia とDuPont が組んで、Invista の世界のトップレベルの技術をアジアでの競合工場建設のために不当に利用しようとしているとして、両社に対し、これの差し止めと、被害に対する補償を求めて提訴した。

2006年9月にInvistaは需要の伸びが大きいアジアでワールドスケールのナイロン6,6 プラントを建設すべく、設計業務を開始したと発表、同時に新設備はアジアで低コストで競争力ある地位を占めるため、次世代のブタジエンベースのADN技術を使用することを明らかにした。

その1週間以内に、RhodiaがアジアでADNプラントを建設するFSを実施していることを明らかにした。

Invistaによると、RhodiaはInvistaのブタジエンベースのADN技術のライセンスを受けておらず、同様の技術を無から自ら開発できるはずがない。
このため、Rhodiaが計画を実施しようとするなら、JVのButachimieで学んだ秘密情報を勝手に使用するか、若しくは、DuPontが違法に秘密情報をRhodia に渡したかのどちらかしかないというもの。

2008/8/22 Invista、ナイロン原料技術でDuPont とRhodia を提訴

2010年9月13日、DuPontとInvista は3つの訴訟(polymers technology、adiponitrile technology、 供給契約に関する紛争)で和解したと発表した。両社の権利と義務を明らかにしたとするが、詳細は明らかにしていない。

今回はRhodiaを買収したSolvayとInvistaとの間で和解を見たもの で、内容は以下の通り。

InvistaはButachimieで使っているADN技術の独占的保有者であり、JVのフランスの設備を最新のADN技術で改良することを検討する。
・SolvayはInvistaが中国で検討している新しいADNプラントから一定量を引き取るオプションを持つ。

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Shanghai Chemical Industry Park)でヘキサメチレンジアミン

Invista の最新鋭の



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