LG Chem、ドイツの再生エネルギー会社の蓄電システム用にリチウムイオン電池を供給

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LG Chemは9月21日、ドイツを本拠地とする再生エネルギーのディベロッパーのEnergiequelleにリチウムイオン電池を供給する契約を締結したと発表した。

LG Chemの電池は、風力、太陽光、バイオマス発電の電気を配電するためのベルリンの80km南西のFeldheimにあるEnergiequelle社の蓄電システムに使用される。

来年の第1四半期末までに10.8 MWh のバッテリーを設置するが、これは送電網で毎日2千の家庭に電力を供給する能力を持つ。(Feldheimは人口130人)

LG Chemでは、同社の電池使用の主たる目的は、蓄電時に電気の周波数を安定・調整し、必要なときに小規模電力網に送ることであるとしている。

同社では、これを機会にグローバルな蓄電システム(ESS) 用バッテリー部門での飛躍を図りたいとしている。

調査会社 Navigant では、グローバルなESS市場は2013年の153億ドルから2020年には556億ドルに増えると予想している。


付記

LG Chem は9月25日、カリフォルニアでもリチウムイオンバッテリーでの風力発電の蓄電を開始した ことを明らかにした。

昨年にSouthern California Edisonから最も風の強いTehachapi の近郊に32MWhの蓄電システムを建設する契約を結んでいた。

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リチウムイオン電池では、外部の電源からので電流の移動で、リチウムイオンが正極から負極に挿入される。

放電時には、リチウムイオンが負極から正極に挿入されることで、外部回路に電流を取り出す。





 

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