BASF Ludwigshafen工場の爆発事故は工事ミス?

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10月17日、ドイツのBASFの Ludwigshafen工場北端のLandeshafen Nord 港で爆発事故があり、消防士2名と近くの船の船員1名の計3名が死亡し、多数が負傷した。
(その後、消防士が1名死亡し、計4名となった。)

Landeshafen Nord 港はナフサ、メタノール、高圧ガスなど可燃性液体のターミナルで、年間260万トン以上の荷物を扱い、1日平均7隻の船が出入りする。

午前11時30分頃、パイプで荷物を輸送している最中に爆発した。


BASFでは安全のためLudwigshafen工場のクラッカーや他の製造装置の操業を停止し、Ludwigshafen と川向こうのMannheimの住民に室内に留まり、窓やドアを締め切るよう、アドバイスした。

工場は翌日、順次操業を開始した。

BASFや当局は爆発原因を調べていたが、BASFは10月28日、原因は業者が誤って異なるパイプを切断したためと見られると述べた。

爆発の直前に船からの荷揚げ場所とタンクをつなぐ空のパイプラインの修理を行っていた。

調査員がその近くの可燃物を輸送していたパイプラインが切られているのを見つけた。漏れたガスがスパークで引火し、爆発を起こしたとみられる。

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