バイエル、医薬品の価格吊り上げ疑惑

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ドイツの独禁当局は11日、バイエルが違法にOTC医薬品の売価を吊り上げた疑惑で、バイエルの医薬品販売会社Bayer Vital の本社ほかを立ち入り捜査した。

ドイツ誌 Stern の報道に基づくもので、同社はアスピリンその他のOTC 医薬品について高価格で販売した 11,000店の薬局に最高 3%の割引を行なったという。
割引が与えられるのは、大幅かつ長期の割引をしない場合、具体的には特売をする場合の価格が希望小売価格の
80%以上で、期間が4週間以内であった場合に限られる。
記事には
Bayer-Vital の課長からセールスマンに送られたE-Mail が載っており、「3%のリベートは、ゲームのルールが守られた場合にのみ、与えられる」と記されている。「Bayer premium drug maker でありたい」とも述べられている。

当局は、雑誌発売後にBayer からコンタクトがあり、協力の約束があったとしている。
Bayerでは薬局との間ではなんら拘束するような価格協定はないとしている。

欧州及びドイツの法律ではそのような行為は禁止されており、最高 29億ユーロの罰金が科せられる。

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