韓国公取委の報奨金制度

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韓国公取委は12月5日、談合、事業者団体の不公正行為、新聞景品・無料新聞の提供を通報した90人に対し、計2億9965万ウォン(約3597万円)の報奨金を支払うことを決めた、と発表した。

このうち、砂糖会社の談合に関する証拠を提供した一人に、報奨金制度(2002年導入)で史上最高の2億1000万ウォン(約2500万円)が支払われた。

公正取引委員会は本年7月、CJ(旧第一精糖)、三養社、大韓製糖の3社が1991年から15年間にわたって出庫量や価格を談合して不当利益を得ていたとし、511億3,300万ウォンの課徴金を科した。
このうち、CJは公取委の調査に協力したため、自主申告減免制度により課徴金が半分に減額され、検察への告発対象から除外された。

2005年8月に3社のうち1社の社員から会社の倉庫に談合の資料があるという情報を得て、これが摘発につながった。この社員に報奨金が支払われた。

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韓国では政府の各部処や地方自治体が先を争って通報褒賞金制を新設したり、支給額の上限を上方修正し、褒賞金を「だし」にした政策がありとあらゆる分野に広がっている。

現在、中央政府、地方政府が導入した通報報奨金制度はおよそ60種類に達する。公取委の報奨金もその一例。
褒賞金を狙うセミプロが出現し、パパラッチと呼ばれる。それぞれの違反行為ごとに呼び名がついている。

報奨金制度の例

・国税滞納者が隠匿した財産を通報する者に最高1億ウォンの褒賞金(税パラッチ)

・公務員に適用した予算の無駄遣い通報褒賞金制度を、全国民を対象に拡大。

・首都圏などの土地取引許可区域から許可を受けているのとは違う用途で土地を使用(土パラッチ)

・違法な選挙運動行為(選パラチ)

・交通違反の状況写真の通報で警察が罰金の約半分を支払う(カパラッチ:Car)

・非衛生的な危害食品(食パラッチ)

・ゴミの違法投棄(捨パラッチ)

・カラオケボックスの違法営業(ノバラッチ)

・不正な証券取引(株パラチ)

インターネットでは様々な褒賞金の内容や通報の方法を専門的に教える有料のサイトもあるという。

 

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* バックナンバー、総合目次は 
   http://kaznak.web.infoseek.co.jp/blog/zenpan-1.htm にあります。
  
項目別の索引も作成しました。

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