SABIC、第3四半期業績の速報を発表

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SABICは10月18日、第3四半期の業績速報を発表した。

                                    単位:百万SR
  2009/1Qの営業損益にはノレン償却 -1,181を含む。

第3四半期
 純損益は36億SRで、前年同期(72億SR)の50%減、前期(18億SR)の倍増となった。

 営業損益は64億SRで、前年同期(125億SR)の48%減となった。

 前年同期比減の理由はグローバルな経済危機による石油化学、合成樹脂、金属製品の価格の暴落である。
 前期比では需要の回復でほとんどの製品の価格が上昇した結果、倍増益となった。

 アナリストの純損益予想(ロイター調査)は30億SRで、これを上回った。

1-9月の9ヶ月の純損益は108億SRで、前年同期(356億SR)の69%減となった。

SABICでは「経済危機の最中でも操業は維持してきた。本年の9ヶ月の生産は44百万トンで前年比4%増、販売数量も34.5百万トンで3%増となった」としている。

また、SABICの業績には、健全な資金状況、コストダウンの絶えざる努力、設備増強(YANSAB、SHARQ、Saudi KAYAN中国でのSinopecとのJVなど)などが好影響を与えているとしている。

SABICの連結対象会社については 2009/7/29  SABICの第2四半期業績参照

SABICではサウジと中国での増設で、2年後に生産量を12百万トン増やす計画。

 


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