BP、ブラジルでバイオエタノールに注力

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BPは9月14日、ブラジルの砂糖とエタノールのメーカーのCompanhia Nacional de Açúcar e Álcool (CNAA)の株式をLDC Bioenergia S.A.から追加で3%取得することで合意した。

BPは2011年4月にCNAAの株式の83%を買収し、その後CNAAへの長期債権を株式に転換しているため、これで同社の99.97%を取得することとなる。

CNAAはGoiás 州ItumbiaraとMinas Gerais州Ituiutabaに農場と工場を持つ。

BPは製品のエタノールをブラジル及び国際市場に供給する。

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BPは同日、ブラジルのバイオ燃料JVのTropical BioEnergia S.A.の株の50%をJV相手から71百万ドルで買い増し、100%子会社にすると発表した。既存の負債も肩代わりする。

JV相手はMaeda S.A. Agroindustrial (25%)と LDC-SEV Bioenergia S.A. (25%)で、前者はBrasil Ecodiesel Industryの子会社。

Tropical BioEnergiaはGoiás州Edéiaに工場を持つが、BPでは能力を倍増し、砂糖キビの圧搾能力を年500万トン、エタノール換算で450百万リットルとする。
工場はまた、年間250GWh の電力を外部に供給する能力を有する。

これにより、BPはブラジルに3か所の工場を持つこととなる。
ブラジル政府はAgro-Ecological Zoning of Sugarcane の設定を計画しているが、いずれもこのゾーンに位置する。

Agro-Ecological Zoningは以下を考慮して、生産拡大を図るもの。
1.農業政策
   灌漑設備なしで砂糖キビ栽培に適した(土壌、気候面)土地
   収穫の機械化に適した傾斜12%以下の土地

2.環境面
   現在農業用に使用されている土地を除く
   Amazon、Pantanalの耕作用地を除く

3.食料安保
   食料生産地域との直接競合を減らす。


BPは2006年以降、バイオ燃料の研究開発と事業化に20億ドル以上を投資すると発表、欧州、ブラジル、米国に製造設備を建設してきた。米国San Diegoにグローバルバイオ燃料技術センターを持ち、Energy Biosciences Instituteにも10年間で5億ドルを投じている。

Energy Biosciences InstituteはUniversity of California, Berkeley、Lawrence Berkeley National Laboratory、University of Illinois at Urbana-ChampaignとBPで構成する研究機関で、バイオテクノロジーのエネルギーへの適用を研究している。

 BPは2005年11月にBP Alternative Energy を設立し、バイオ燃料、風力発電、太陽光発電などに80億ドルを投じ、合わせてカーボンの捕捉・貯蔵などの研究も続けている。既に60億ドルが支出されている。

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