最近の人民元の動き

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ゆっくりと上昇していた人民元は、11月4日に終値としては最高の6.3392人民元/ドル(一時最高値は11月9日の6.3365人民元)をつけたが、その後下落している。

12月9日の人民元終値は6.3647人民元/ドルとなった。
同日朝に中国人民元が設定した中心レートは6.3352人民元/ドルで、これに対し0.47%安となり、値幅制限の下限の0.5%ギリギリとなった。

11月末から連日、下限に張り付いている。

エコノミストは人民元のこの動きの原因として、大企業による強いドル需要や、国内市場でのドル資金不足が要因とみており、複数のディーラーは、外国人投資家が最近、ドル先高観を背景に米ドルに対し元を売っていると指摘している。

この動きを受け、国務院新聞弁公室は7日、以下の通り説明した。

中国政府はこれまでレートを操作したことはなく、人民元レートは市場の動きや市場の需給に伴って変動するものであり、市場が調節するものである。

レートは市場の変動に伴って変化するものであるため、人民元レートはさらに上昇する可能性もあれば、さらに低下する可能性もある。

12月9日のレートは、中国が「人民元相場の弾力性を強化する」とし、2008年8月から固定していた人民元を再び管理フロート制に戻した2010年6月19日の前日の終値 6.8262人民元に比して 7.25%の人民元高となっている。

外資系投資銀行のエコノミストらは一様に最近の動きを「一時的な現象に過ぎない」との見方を示しており、長期的には人民元レートの上昇が続いており、2012年の対米ドル上昇率は3―5%になると予想している。

 

 

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