BASF、ドイツに年産30万トンのTDIプラントを建設

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BASFは1月17日、ドイツのLudwigshafenに1系列で年産30万トンのTDIプラントを建設すると発表した。

昨年5月に、同社のAntwerpかLudwigshafenのいずれかのComplex(Verbund)に建設すると発表していた。

TDIプラントのほか、塩化水素のリサイクルプラントの新設、硫酸・塩素・合成ガスの増設や、トルエン供給のためのBTXプラントの増設も行う。

インフラも含めた投資額は約10億ユーロで、2014年末の完成を予定しており、完成後にはドイツのSchwarzheideにある年産8万トンプラントは停止する。

同社では、1系列として世界最大である規模の利益と、最大のコンプレックス(Verbund)に建設することによる原料面、製造面でのシナジー、物流などでのメリットにより、欧州での低コストメーカーの地位を確保できるとしている。

同社はAntwerpのVerbundには年産56万トンのMDIプラントを持っており、欧州にポリウレタン原料の2大基地を持つこととなる。

 

BASFは現在、TDIとMDIをそれぞれ4か所で生産している。

    TDI MDI  
ドイツ Schwarzheide  8万トン   本計画完成後、停止
ベルギー Antwerp    56万トン  
米国 Geismar 16万トン 26万トン  
韓国  麗川 14万トン 19万トン MDI 25万トンに増設の計画中
中国 上海 16万トン   Shanghai BASF Polyurethane
(上海華誼公司
SINOPEC上海高橋石化とのJV)
  24万トン Shanghai Lianheng Isocyanate
(Huntsman、上海クロルアルカリ、
上海華誼公司
SINOPEC上海高橋石化とのJV)

同社は2006年11月に、ダウと共同で30万トンのTDIとその原料プラントを建設するFSを実施すると発表したが、実現していない。

2006/11/27 BASFとダウ、欧州で共同でTDIプラント建設のFS実施         
          

 

 

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