サモアが標準時を変更

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南太平洋の島国サモアは2011年末に自国の標準時を日付変更線の東側から西側の時間帯に移行させた。
サモアの北にあるニュージーランド領トケラウ諸島も同時に時間帯を移した。

従来はGMT-11であったが、GMT+13とし、24時間進んだ。
12月29日の午前0:00 に切り替え、12月30日がなしで、12月31日午前0:00に変わった。(Daylight Saving Time採用)

隣の米領サモアはそのままGMT-11。(Daylight Saving Time なし)

日付変更線の東西どちらの標準時を採用するかは、各国の判断に委ねられている。
サモアは1892年に日付変更線の東側の時間帯を採用した。

当時はカリフォルニアとの貿易が盛んで、米国の貿易商が米領サモアや米国との関係を考慮して、説得した。

1899年にドイツが西サモア、米が東サモアを領有した。
西サモアは1919年 NZの国際連盟委任統治地域、1945年に国際連合信託統治地域となり、1962年に西サモアとして独立、1997年に国名をサモア独立国に変更した。
東サモアは現在も米領。

近年はオーストラリアやニュージーランドとの貿易量が拡大しているが、これらとはほぼ1日の時差があるため、商取引の可能日数が週4日と短いことが弊害になっていた。(サモアの金曜はANZの土曜のため、サモアの月~木が相互の商取引可能)

このため、2011年6月に政府は法律を制定、準備を進めた。

失われた12月30日の1日分の賃金は支払われる。
ホテルなどは12月30日の宿泊費を請求しないよう、システムの修正に追われた。

ニュージーランドには18万人、オーストラリアには1万5千人のサモア人が住んでいるが、誕生日など重要なイベントを本国の家族と同時に祝うことが出来るようになった。

 

 

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