アゼルバイジャン産ガスの欧州向け輸送ルート決定

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BPは6月28日、Azerbaijan のカスピ海沖のShah Deniz ガス田第2期のガスの欧州向け輸送ルートをTrans Adriatic Pipeline (TAP) 決めたと発表した。

Azerbaijan とGeorgiaの間はSouth Caucasus Pipeline (SCP)を増設、トルコ国内はトルコ政府とアゼルバイジャン政府にBPも加わるTrans Anatolian  Pipelineを新設するが、トルコから欧州へはNabucco (West) Gas Pipeline と Trans Adriatic Pipeline (TAP) の2つの計画があった

2013/5/10 BP、アゼルバイジャン産ガスの欧州向け輸送ルート検討 

今回、ギリシャからアルバニアを経由、アドリア海を渡ってイタリアに通じる全長800kmのTrans Adriatic Pipeline (TAP) を選択した。

Shah Deniz ガス田第2期は年産160億立方メートルで、トルコが60億立方メートルを購入し、残り100億立方メートルを欧州に供給する。

Trans Adriatic Pipeline (TAP) AG の株主は以下の通り。

EGL(Axpo子会社) 42.5% スイス
Statoil 42.5% ノルウェー
E.ON Ruhrgas 15% ドイツ


なお、Shah Deniz consortium がTAP 採用を決めたため、Shah Deniz コンソーシアムのメンバーのBP、SOCAR、Statoil、Totalの4社がTAPに合計で50%迄出資するオプションを持つ。

Shah Deniz consortium は既にイタリアとギリシャの数社と天然ガス販売の条件で合意している。
ブルガリアでのガス販売の交渉も行っており、トルコからブルガリアまでのパイプライン敷設も検討している。

なお、Croatia、Montenegro、Bosnia & Herzegovina、Albania の諸国はIonian-Adriatic Pipeline (IAP)を建設してTAPと接続する案を検討している。


 

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Azerbaijan国営石油(SOCAR)は、Shah Deniz ガス田に続き ACG(Azeri-Chirag-Guneshli )やAbsheron、 Umid、Shafag-Asiman などの開発が進むと、Azerbaijanからの天然ガス輸出は飛躍的に増大し、今後、Nabucco (West) Gas Pipeline も必要になるとしている。

 

 



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