中国の電力関係トピックス

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中国国家発展改革委員会(NDRC)は7月2日、原子力発電の電気料金メカニズムを改善すると発表した。

中国では発電・送電が分離されているが、送電網への接続時の価格を、現行の個別の価格決定から「統一的電気料金」政策へと変更する。
全国の原発統一電気料金を1キロワット時あたり0.43元に設定する。

現状で 1ドル= 6.14元 →   0.43元=7セント

この価格は比較的安定的に維持されるが、定期的に評価をし、技術進歩やコストと需給の変化を折り込んで価格調整を行うとしている。

現在の中国の原発の平均コストは0.40元とされる。

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NDRCは2011年8月に、太陽光発電産業の健全で持続的な発展を促すため、統一電気料金を決定した。

2011年7月1日以前に建設が認可されたものは1kwhあたり1.15元で、7月1日以降のものは1.00元となる。
但しチベット自治区のみ、7月1日以降も1.15元とする。

現状で 1ドル= 6.14元 →   1.15元=18.7セント、1.00元=16.3セント

この電気料金は、平均投資と運営コスト、中国の太陽光資源の状況に基づいて確定したもので、太陽光発電所の入札価格を参考にしたとしている。

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送電会社の国家電網は本年2月、「分散型電源の送電網接続業務の達成に関する意見」を発表した。
分散型電源は分散配置
された再生可能エネルギーやクリーンエネルギーを指す。

今後、事業体や個
人は分散型電源によって自らに電力を供給するだけでなく、余った電気を売電できるようになる。

国家電網は2012年10月に「分散型太陽光発電」について発表しており、今回は、これを天然ガス火力発電、バイオマス発電、風力発電、地熱発電など全てのタイプの分散型電源に拡大するもの 。

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中国の電気事業は国の直営として行われていたが、1997年に、中央政府内の電気事業運営部門が、国有企業である「国家電力公司」として分離された。

2002年末には、発電部門と送電部門が分離された。

発電事業者はこの5大発電会社のほかに、原発を担当する中国核工業集団 や、中央政府が管理する国有企業や地方政府が保有する発電会社、民間、外資などがある。

5大発電所会社や中国核工業集団は全国各地に発電所を保有しており、いわゆる地域割という形はとられていない。

送電網は以下の通り。

チベットについては、国家電網が代行管理している。

 





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