Tetra Pak、バイオベースのポリエチレンを採用

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食品用紙容器大手のスイスのTetra Pakは6月26日、ブラジルのBraskemとの間でブラジルでの紙容器製造用にBraskemのサトウキビ由来のバイオベースポリエチレン購入契約を締結すると発表した。
液体食品用の紙容器でのバイオベースPE採用は世界初。

テスト期間中はブラジル限定だが、その後は他地域にも広げる。
ブラジルで生産する130億個の容器のうち、82%がバイオベースPEを使用する。

同社の紙容器の構造は下記の通り。(同社ホームページから)

① 紙

テトラパックの紙容器は、紙が主な原材料です。容器が安定するためにちょうど必要な量だけを使い、無駄に重くならないようにしています。紙は再生可能な原材料で、木から作られています。

② ポリエチレン

プラスチックの一種であるポリエチレンの薄い膜を貼って、液体が漏れないようにするとともに、外部の湿気から中身を守ります。

③ アルミニウム

食品を常温保存できる紙容器には、アルミ箔が使われています。アルミ箔が、酸素、におい、光から中身のおいしさを守っています。

 

Tetra Pakは2009年11月、Braskemのグリーンプラスチック(PE)を試用する契約を締結している。
Braskemの生産開始後、2011年から年5,000トンを使用するもの。

2009/12/1 テトラパック、ブラスケムのグリーンプラスチックを使用

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Braskemは2007年10月、サトウキビベースのエタノールを原料にした年産200千トンのPEプラント建設を発表した。

2007/11/5 Braskem、サトウキビからHDPEを製造

同社は2010年9月、Rio Grande do Sul 州の Triunfo Petrochemical Complexで サトウキビからのバイオエタノールを原料とするグリーンエチレン年産 20万トンとHDPE及びLDPEをあわせて年間20万トンのポリエチレンの生産を開始した。

同社は2013年5月21日、Green LDPE 30千トンの増設を発表した。2014年1月から生産を開始する。

同社はまた、グリーンPPプラントの建設も行っている。2013年に生産開始の予定。

2010/11/9  Braskem、Greeen PP 製造へ


豊田通商は2008年9月、Braskem が世界で初めて商業生産を開始する植物由来ポリエチレンに関し、日本を含むアジア地区の販売パートナーとしての業務提携を行うことに合意した。

双日は2012年7月、Braskem から、「グリーンポリエチレン」の販売代理権を獲得した。双日プラネットを通じて日本に加えて、アジア・オセアニア地域への販売も行い、3年後には年間取扱量2万トン規模を目指す。

グリーンポリエチレンのアジア向け販売代理権は豊田通商と双日が持つことになるが、豊田通商はトヨタ自動車など自動車関連向けへの販売が主力で、双日は生活消費財や民生機器分野を開拓する。

双日は、Braskemの親会社であるOdebrecht S.A.と共に、サトウキビ由来のバイオエタノールメーカーとして世界最大級のETH Bioenergia S.A に出資している。今回のグリーンポリエチレンの一部も、ETH社のバイオエタノールを原料として使用し、バイオエタノールチェーンを構築している。

2010/3/23  双日のブラジル・バイオエタノール事業

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2010年末のバイオPE製造開始を控え、Braskemは2010年上半期に登録商標 "I'm Green" を採用した。

バイオPEはこの商標で販売されている。

同社はまた、需要家に対し、バイオPEを51%以上使用する製品にこの商標の使用を認めている。

 

日本では椿化工株式会社が化粧品ボトルメーカーでは初めて、樹脂成型品の原料にこの "I'm Green"プラスチックを本格的に導入 する。
    http://www.tsubaki-ka.co.jp/bio/index.html



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