ゼオライト膜をつかった日本酒の濃縮

| コメント(0) | トラックバック(0)

"讃岐のこんぴら酒"で有名な琴平の西野金陵は3月5日、三菱化学のゼオライト膜を使った三菱化学エンジニアリングの脱水装置を使用し、同社の純米大吟醸「大瀬戸の花嫁」の旨みとアルコール成分を濃縮して製造した新ジャンルの酒「琥珀露」を4月1日に発売すると発表した。

三菱化学は新しい分離精製技術としてゼオライト膜に関する知見を多く保有しており、2010年から三菱化学エンジニアリングと共同でエタノールやイソプロパノールの脱水用途に展開しているが、西野金陵がこの技術を日本酒に応用した。

  純米大吟醸
 「大瀬戸の花嫁」
琥珀露」
アルコール度数 14度以上15度未満 30度以上31度未満


アルコール分のほか、
有機酸、アミノ酸、芳香成分、糖類などの成分濃度が高くなる。

酒税法における品目 清酒
(アルコール分22度未満)
雑酒②
(いかなる分類にも属さないもの)

 ちなみに、清酒の酒税はアルコール度数に関係なく、1kl当たり12万円。
 雑酒は21度未満は22万円で、1度ごとに11,000円加算(30度なら33万円)


エタノールの脱水の仕組みは以下の通り。

ゼオライト膜の応用例としては、他に、食品の旨み成分濃縮や、天然ガスからの二酸化炭素の分離などがある。


三菱化学エンジニアリングは三菱化学のMSM-1膜を使用し、有機溶剤中の水分を選択的に除去する有機溶剤脱水回収システムを販売している。

ゼオライト浸透気化膜を使用し、従来のゼオライト膜で対応不可能だった酸性有機溶剤や、含水率の高い有機溶剤も安定的に処理することができるようになった。また、同社が開発したイオン交換器や蒸発缶を付加することにより、金属イオンなど水以外の不純物を除去することも可能。

 

 


トラックバック(0)

トラックバックURL: http://blog.knak.jp/knak-mt/mt-tb.cgi/2460

コメントする

月別 アーカイブ