ExxonMobil CEO、「原油価格値下がりは続く」

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Exxon Mobil のCEO Rex W. Tillerson は3月4日、アナリスト説明会で、グローバルに原油の供給が続くこと、経済成長が低いことから、今後2年は原油の低価格が続くと述べた。

同社の2017年までの事業計画では、原油価格を1バレル55ドルとしていることを明らかにした。

供給は十分にあり、原油価格は下落しているが、そのなかでもExxon自身も能力を増加させる。

ExxonMobilは次の3年間で16件の大きな油田・ガス開発計画をスタートさせ、同社の原油換算生産量を2014年の日量400万バレルから430万バレルに増やす計画である。

先ず、2015年にはメキシコ湾の Hadrian South、カナダのKearl 拡張、インドネシアのBanyu Urip、ナイジェリアの深海油田Erhaの拡張、アンゴラのKizombaなど、7つの大プロジェクトがスタートし、日量410万バレルとなる。

2016 - 17年には、豪州の Gorgon Jansz、東カナダの Hebron、UAEのUpper Zakum拡張計画、極東ロシアのOdoptuなどの生産が始まる。

地政学的混乱により予想外の価格アップはありうるが、緊張が緩和されるとさらに多くの原油が市場に出回るだろうと述べた。

同社の投資額は2015年は340億ドルで2014年より12%少なく、2016 - 2017年は平均して340億ドル以下となるが、これは投資案件が減るためではなく、原油価格の値下がりによる資材・サービス・建設のコストの値下がりによるものである。

同社の下流部門、石油化学部門の事業も原油価格値下がりの下でも堅調である。

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BPのCEO Bob Dudley も最近の投資家との会合で「あんなに大量の在庫があると、原油価格値上がりには時間がかかる」との発言をしている。

世界中で進行する石油開発、需要の低調な伸び、大量の在庫がこの数年は原油価格を抑えるとの見方が業界で増えている。

米エネルギー省は3月4日、米国の原油在庫(戦略石油備蓄を除く)が前週から103.百万バレル増加し、444.4百万バレルと80年間で最高レベルになったと発表した。
 




 




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