東芝メモリ、台湾の電子部品大手からSSD事業買収

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東芝メモリホールディングスは8月30日、台湾電子部品大手の光宝科技(Lite-On)から、記憶装置ソリッドステートドライブ(SSD)の事業を買収すると発表した。買収額は1億6500万ドルで、2020年前半までの買収完了をめざす。

SSDは、半導体メモリをディスクドライブのように扱える補助記憶装置の一種で、メモリにRAMを用いたものと、フラッシュメモリを用いたものに分類される。

東芝メモリの主力製品のNAND型フラッシュメモリーを組み込んだSSDは、データセンター建設による需要増加が見込まれており、買収で既存事業を強化する。

NAND型フラッシュメモリーは最近、市況が悪化しているが、NAND型フラッシュメモリーを組み込んだSSDはメモリー単体で売るよりも採算がよく、東芝メモリも注力分野の一つに位置づけている。

2019/8/15 東芝メモリの4~6月期、952億円の赤字


Lite-Onは発光ダイオードや半導体部品を主力製品としており、SSD事業の売却を決定した。


2018年3QのSSDの世界市場で首位は韓国サムスン電子でシェア33%、2位は
Western Digital(SanDisk / HGST) で12%、3位はIntelで11%、東芝メモリは4位で9%、Lite-onは7位で5%となっている。
(ソース:https://pc.watch.impress.co.jp/img/pcw/docs/1168/315/html/photo001_o.jpg.html

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Western Digital は東芝メモリとのJVの相手

1999/10に東芝とSanDiskがNAND型フラッシュメモリ事業に関する提携で基本合意 → JV設立
2016/5 Western Digital によるSanDisk 買収 (現東芝メモリとのJVを継承)

2011/3 日立は100%子会社である Hitachi Global Storage Technologies (現 HGST)をWestern Digitalへ売却すると発表

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