アンジェスのコロナワクチン、大阪市大病院で治験へ

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大阪大学発のバイオ企業アンジェスは625、開発中の新型コロナウイルスワクチンについて、大阪市立大学医学部付属病院で治験を行うと発表した。


アンジェスは5月25日にワクチン投与で抗体ができることを動物実験で確認したと発表している。
6月24日 に大阪市立大病院の治験審査委員会が承認した。

験者募集会社等を通じて被験希望者の募集を開始し、被験希望者の同意、登録をもって、臨床試験を進めることになる。

新型コロナワクチンを人に投与する国内初の治験となる。

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アンジェスは本年3月に大阪大学と共同で新型コロナウイルス対策のための予防用DNAワクチンの開発を行うことを決定した。

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のゲノム配列に基づき、ウイルスのスパイク蛋白質の遺伝子を導入したプラスミドDNA(環状のDNA)を設計し、このプラスミドDNAを産生する組換え大腸菌を確立し、GLP試験に使えるDNAワクチンの原薬を製造した。

タカラバイオがその製造を担うが、AGC Biologics社が中間体の分担製造、Cytivaが精製用資材の優先的な供給で、更にシオノギファーマが中間体の分担製造でタカラバイオ社の協力体制に加わった。

臨床試験と並行して準備を進め、20213月末までの20万人分のワクチン製造、および、その後の大量生産に向けて動いている。

2020/5/22 アンジェスの新型コロナウィルス向けDNA ワクチン開発

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