田辺三菱製薬、カナダ子会社の新型コロナウイルスワクチンの第1相臨床試験開始を発表

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田辺三菱製薬は7月15日、連結子会社であるカナダのMedicagoが、新型コロナウイルス感染症 用のワクチンの第1相臨床試験を開始したと発表した。

植物由来のウイルス様粒子(VLP:Virus Like Particle)ワクチン(開発番号:MT-2766)で、本年3月12日に作成成功を発表、安全性と有効性に関する非臨床試験を実施してきた。

第1相臨床試験では、①単剤、②GSK社のアジュバントまたは③Dynavax社のアジュバントを添加したワクチンを、3用量 (3.75、7.5、15 micrograms)のグループにわけて、21日間隔で2回接種し、安全性と免疫原性を評価する。

アジュバントはワクチンと一緒に投与して、その効果(免疫原性)を高めるために使用される物質

なお、MedicagoはSARS-CoV-2に対する抗体に関しても、自らの技術基盤を活用し、Canadian Institutes of Health Research から一部資金提供を受けて、Laval University's Infectious Disease Research Centre と協力して研究を行っている。

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田辺三菱製薬は2013年7月12日、Philip Morrisと共同で、カナダの医薬品会社 Medicago Inc.の全株式を取得することで同社取締役会と合意したと発表した。
両社は買収後のMedicagoを、田辺三菱60%、Philip Morris 40%のJVとして運営する。

報道では現在の出資比率は田辺三菱が67%、Philip Morrisが33%となっている。

Medicagoは下記の技術を持つ。

 Proficia™  植物の葉でのワクチン製造 
         
2016/2/26 田辺三菱製薬、タバコの葉からインフルエンザワクチン
 
 VLP     遺伝子情報を持たないウイルス様粒子(
体内でウイルスの増殖がなく安全性に優れる)

 
VLPExpress™  新ワクチンを早く見つける手法


Medicagoは植物由来のウイルス様粒子(VLP:Virus Like Particle)技術を用いた新規ワクチンの研究開発に特化したバイオ医薬品会社で、遺伝子操作によって植物の細胞内にVLPを生成させ、効率的に抽出・精製する独自技術を有している。

ワクチンは毒性を弱めた微生物やウイルスを使用、弱い病原体を注入することで体内に抗体を作り、感染症にかかりにくくする。
但し、弱いとはいえ病原体を接種するため、まれに体調が崩れることがある。

ウイルスはcapsid というたんぱく質でできた殻の中に、遺伝子(DNAやRNAなどの核酸)を収めている。
ウイルス様粒子(VLP)は、capsidの殻を持つため、生体はこれを認識して免疫反応を起こし、通常のウイルスに対するのと同様に抗体をつくって攻撃を仕掛ける。

しかし、capsidのなかに遺伝情報をもたないため、理論上感染の恐れがない安全なワクチン作成への応用が進められている。

ワクチンは受精卵などに接種し増殖させるが、Medicagoは植物の細胞内に遺伝子操作によってVLPを生成させ( Proficia technology) 、効率的に抽出・精製する独自技術で、VLPを安価に短期間で製造することを可能としている。

2013/7/19 田辺三菱製薬、カナダ医薬品会社Medicagoを子会社化

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