サウジの自主的減産増でOPECプラスが減産維持

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石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の産油国で構成する「OPECプラス」はテレビ会議で閣僚級会合を開き、1月5日に2月から減産規模をわずかに縮小すると発表した。
新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、石油需要が再び落ち込む懸念があることから、大幅な減産縮小は見送った。

OPECプラスは2020年12月3日、2021年1月から減産規模を日量50万バレル縮小し、同720万バレルとすることで合意した。

今回、2月以降に当初の予定通り最大50万バレル縮小するか、現行の720万バレルの減産規模を維持するかを協議した。
2日間に及んだ会合の結果、2月は日量812万5000バレル、3月は805万バレルの減産 (うち各100万バレルはサウジの自主減産)とすることで一致した。

減産

  4月12日合意 実績 2021/4
2020/5~6  970万バレル  970万バレル
2020/7  770  960 
2020/8~12  770
2021/1  580  720  720万バレル
  2  812.5
  3  805


2020/12/5 OPECプラス、減産幅を縮小

1月は前月比で50万バレル生産増としたが、ロシアとカザフスタンは2月にも50万バレルの生産増を主張した。ロシアの場合、老朽化した油井を冬季にメンテナンスなしで停止した場合、再稼働するのが採算的に無理になるという。

しかし、他国は生産増を望まなかった。

その結果、Russia とKazakhstan のみ、2月に合計で75千バレル、3月にはさらに75千バレルの増産が認められた。

これに対し、サウジは石油市場を支えるため、独自で2月と3月に追加で各100万バレルを削減する。3カ国以外は現行の生産量を維持する。

この結果、2月の減産は812.5万バレル、3月は805万バレルとなる。

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