米シェール開発のChesapeake Energy、同業を買収

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米中堅シェール開発のChesapeake Energyは1月25日、同業のChief E&D Holdings, LPを買収、Tug Hill, Inc.の未稼働の権益も取得すると発表した。

取得額は総額約26億ドルで、現金20億ドルと残りを同社株式で支払う。

Chief E&D とTug Hillはペンシルベニア州のMarcellus Shaleに注力している。Chief E&D は同地に60万エーカーの資産を持ち、日量10億立方フィート以上の天然ガスを生産している。

Chesapeake Energyは同日、中西部ワイオミング州のPowder River Basin原油事業を4億5千万ドルで同業のContinental Resources, Inc. に売却することも発表した。売却資金はChief E&D の購入代金に充てられる。

Chesapeake Energy は2021年11月1日、Vine Energy Inc. を買収を完了したと発表した。8月に615百万ドル(株式+現金)での買収を発表していた。

Vine Energyはルイジアナ州のHaynesville シェールとMid-Bossier シェールに権益を持つ。


Chesapeake Energyは原油価格の低迷を受けて2020年に経営破綻したが、2021年以降、米国のエネルギー需要が回復するなどして業績が改善している。

Chesapeake Energyは2020年6月28日、連邦破産法11条(Chapter 11) に基づく会社更生手続きをテキサス州南部地区の連邦破産裁判所に申請したと発表した。

新型コロナウイルスの影響による原油相場の下落で経営が悪化した。原油相場下落による破綻としては米国最大の業者である。

2020/6/30 米シェール大手のChesapeake Energy、Chapter 11 申請 


同社は下図の各地に拠点を持つ。

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