ジェネリック医薬品メーカーのActavis、Forest Laboratories, Inc. を買収

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後発医薬品メーカーActavis Inc.は2月18日、米国の特殊医薬品会社Forest Laboratories, Inc. を買収すると発表した。

買収総額は250億ドルで、先週末終値に比べ25%のプレミアムを上乗せした。

Forestの11.32%を保有し、Forestの身売りを働き掛けていた米著名投資家のCarl Icahn「この買収はForestの株主全てにとって大きな勝利だ」との声明を発表した。

今回の買収によりActavisは、Forestが持つアルツハイマー病治療薬「Namenda」と高血圧治療薬「Bystolic」を製品ラインアップに加えることとなり、Actavisの販売構成が変わるほか、統合会社の経費は10億ドル余り節減される。また、Forestの有力ブランド商品の販売先も広がる。

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ActavisはアイルランドのActavis Group 米国のWatson Pharmaceuticals が統合してできた世界第3位(Teva、Mylanに次ぐ)のジェネリック医薬品メーカーで、世界60カ国以上においてジェネリック医薬品、ブランドジェネリック医薬品、レガシーブランド及び一般用医薬品を、開発、製造及び販売している。

アイルランドのジェネリック医薬品会社のActavis Group は買収を続けてきた。

2005年にAlpharma Inc.のジェネリック 医薬品事業を買収した。
AlpharmaはHoechstのgeneric部門を買収している。

2006年に米国のジェネリック医薬品会社Amide Pharmaceutical を5億ドルで買収、米国に進出した。

日本では2009年4月にあすか製薬との合弁会社あすかActavis製薬を設立している。

米国のジェネリック医薬品会社のWatson Pharmaceuticals Inc.も2006年に米国のAndrx Corporationを19億ドルで買収している。

2012年10月、Watson Pharmaceuticals Inc. がActavis Group42.5億ユーロで買収・統合し、統合会社をActavis Inc.とした。

これにより、2012年の売上高80億米ドルを超える世界第3位のgeneric 医薬品会社が誕生した。
統合によるシナジー効果から今後3年間
で年間3億米ドルのコスト節減を予測した。

Actavis は2013年10月、アイルランドの特殊医薬品メーカーのWarner Chilcott を債務も含め85億ドルで買収した。

経皮吸収避妊パッチなどに強みを持つWarner Chilcott を買収することで、後発医薬品のポートフォリオを拡大するとともに、global headquartersをアイルランドに移し、節税効果も狙う。
アイルランドのDublinにglobal headquartersを置き、米国ニュージャージー州ParsippanyにAdministrative Headquarters を置く。)

アナリストは、Actavis はカナダの特殊医薬品メーカーのValeant Pharmaceuticals International や米国のジェネリック医薬品メーカーのMylan Incによる買収の標的とされているとされ、これを避けるためではないかとみている。

なお、最近の報道では、Valeant Pharmaceuticals、Mylan Inc. とActavis がそれぞれ、Pfizer Inc のジェネリック business の買収を狙っているとされる。

Actavisは2014年1月、中国の子会社 Actavis (Foshan) Pharmaceuticals を Zhejiang Chiral Medicine Chemicals に売却した。
Actavis (Foshan) は小規模なため、Zhejiang Chiral に任せる方がよいと判断したとしているが、
政府の介入など、厳しい事業環境が理由とされている。

 

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