キオクシア、四日市工場で新製造棟を建設

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キオクシア(旧東芝メモリ)は10月29日、3次元フラッシュメモリ「BiCS FLASH™」の生産能力の増強を目的に四日市工場にフラッシュメモリーの新工場棟(Y7棟:四日市 No.7 )を建設すると発表した。
発表にはないが、報道では設備投資は総額で1兆円規模となる見通し。(1期、2期合計と思われる。Western Digital と折半で負担する。

膨大なデジタルデータの生成、蓄積、活用が加速しており、更に、クラウドサービス、5Gサービス、IoT、AI、自動運転などの普及により、今後もフラッシュメモリ市場は中長期的な拡大が見込まれる。同社は建設する Y7棟で最先端フラッシュメモリ製品を生産することで需要拡大に対応する。

Western Digital との20年にわたるパートナーシップを継続し、製造棟の運営で協力し、Y7棟における共同投資を今後進める。

Y7棟は、現在、土地の造成を進めている工場敷地の北側に建設する。


2期に分けて建設することとし、今回は第1期分を建設する。竣工は、2022年春の予定。今回の建屋建設投資は営業キャッシュフローの範囲内で行う。

キオクシアは10月6日に予定していた上場を延期した。

Y7棟は、地震の揺れを吸収する免震構造を採用するとともに、最新の省エネ製造設備を導入するなど環境面にも配慮した工場となる。また、人工知能(AI)を活用した生産システムの導入などを通じ、さらに生産性を向上させる。

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上記の通り、Western Digital との20年にわたるパートナーシップを継続し、製造棟の運営で協力し、Y7棟における共同投資を今後進める。

一時は増設について合意が得られず、東芝メモリが単独で着工したが、下記の通り、四日市第6棟と北上工場の投資を共同で実施することとしている。

2017年の四日市第6棟の第1期分生産設備については、Western Digital による投資参加の有無を協議中としていたが、合意にいたらず、東芝メモリ単独で実施することとした。但し、東芝は本件についてWestern Digital とは協議を続ける意向。

東芝は2017年9月6日、東芝メモリの新規拠点を岩手県北上市の北上工業団地エリアに決定し、用地拡張に関する調査や自治体との調整などの準備作業を開始すると発表した。
東芝グループのジャパンセミコンダクター(旧岩手東芝エレクトロニクス)隣接地に建設する。

当該新棟への「Western Digital の参画を別途協議する」としている。

2017/8/8 東芝、東芝メモリの増設を単独実施


東芝メモリとウエスタンデジタルは2017年12月、係属中の仲裁および訴訟を解決し
、フラッシュメモリ事業に関する協業を一層強化することで合意した建設中の最先端メモリ製造棟である四日市工場第6製造棟への今後の設備投資について共同で実施する


両社は2019年5月、
北上市に東芝メモリが建設中の北上工場第1製造棟において両社共同で設備投資を実施する正式契約を締結した。

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競争相手のサムスン電子は6月1日、京畿道平沢市の「平沢キャンパス」に8兆ウォン(約7000億円)を投資し、NAND型フラッシュメモリーの生産ラインを建設すると発表した。2019年7月に世界で初めて量産に成功した世界最先端の第6世代積層NAND型フラッシュメモリー(V-NAND)を2021年下期から量産する。

キオクシアにも出資する韓国半導体大手SK Hynix は10月20日、Intelの半導体メモリー事業をSK Hynixが買収すると発表した。

2020/10/22 SK Hynix、IntelのNAND事業買収 

この業界は、キオクシア(+ Western Digital) とサムスン電子とSK Hynix の3グループの主導権争いとなる。投資を怠れば、一気に脱落する。

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