コロナワクチンの特殊注射器、日本が韓国に供給要請?

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厚労省は2月9日、ファイザーのワクチンについて、1つの小瓶から6回分の接種ができることとなっていたが、国内の注射器では5回しかできないことを明らかにした。

日本で一般に使われている注射器は注射器の端に薬が残る構造になっている。残った分は捨てざるを得ず、1回で0.3ml 以上が必要となり、1瓶5回が正しい。

欧米ではその部分にゴムを詰め、薬が残らない Loaded 注射器が流通している。 日本でも一部使われているが、非常に少ない。

一般の注射器

Loaded type

2021/2/16 ファイザーワクチン「5回」問題 

日本ではニプロがLoadedタイプ注射器をタイで製造しているが、 製造能力は月50万本である。同社では4~5カ月かけてタイの工場の設備を増強し、製造能力を 数百万本に引き上げるが、増産分は9~10月ごろに国内に届く見通し。

世界最大の注射器メーカー米国のBecton Dickinsonは、このような注射器は「ニッチな製品」であり、需要は「伝統的に最小限にとどまっている」ため、「このような製品の生産能力は限られており、生産能力を高めるには時間がかかる」としている。


この特殊注射器が韓国では中小企業の3社で大量につくられており、日本から約8000万個の購入要請があったと報じられている。Poonglim Pharmatechは、世界20カ国から2億6千万個以上の注射器購入の要請を受けたと伝えられた。日本から約8000万個の購入要請があったとされる。

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