速報 「自白」で課徴金減免初適用

| コメント(1)

2/16の記事で独禁法改正による課徴金減免について書いた。

本制度適用の第1号が出た。

以下 2006/3/28 毎日新聞夕刊から

国、自治体などが発注する水門工事の入札を巡り談合が繰り返されていたとして、公正取引委員会は28日、大手重工・鉄工20数社に対し、独占禁止法違反(不当な取引制限)の疑いで立ち入り検査を実施した。
関係者によると、公取委は今年1月の独禁法改正で新たに設けられた「課徴金減免制度」に基づき、検査対象の企業から事前に違反内容の情報提供を受けたという。同制度を活用して、公取委が談合事件摘発に乗り出すのは初めて。

立ち入り検査前に1番目に申告すれば、課徴金の全額と刑事告発が免除される。メリットはそれだけでなく、国土交通省は、同法違反に伴う指名停止期間について、減免対象社は通常の2分の1に短縮する方針を打ち出した。

ーーーー

同紙は、先着3社から漏れた企業は「申告しなかったことにより、損失が増えた」として株主代表訴訟を起こされる可能性もあるとしている。公取委との約束で、社員から「違反があった場合は就業規則に則り厳正な処分を受けても異存はない」旨の誓約書をとった会社もある。

今後は価格カルテルはなくなるだろう。

コメント(1)

ゲ-ム理論です。囚人に自白を迫り、刑罰を軽減する。囚人ゲ-ムの場合は、2人の囚人に自白を説くのですが、談合の場合は、一番の人が、とにかくかなりのメリットがあり、ですね.
最近は、価格XXXXは、だいぶ減ってきたと思います。一方で、価格XXXXは、必要でやむを得ない、法制化するべきである、という考えもあるようですが、国際競争力を考えた場合は、一刻も早くやめるべきです。
皇居の桜は、いい頃です。その後飲みすぎ。あ~あ.

コメントする

最近のコメント

月別 アーカイブ