原油価格の高騰が続いている。18日は世界中で過去最高値を更新した。
東京市場のドバイ原油は 65.50ドル、
ロンドン市場 北海ブレント石油は18日一時 72.20ドル、
NY原油 18日時間外で一時70.88ドル、17日終値 70.40ドル、
でいずれも過去最高となっている。
ちなみに石油ショックの頃の日本の原油価格と比較すれば、当時の年間最高は36.94ドルに過ぎない。18日の価格はこれの1.77倍にも達する。(2005年までは年間平均、nowは4/18の終値ベース)
勿論、当時のドルレートは200円を超えており、円ベースの価格は最高で53,500円/kl程度で現在の48,600円/kl と比べると現在よりも高く、影響も大きかった。
これは需要増もあるが、イラクの核開発問題やナイジェリア情勢の混乱を材料にした投機による影響が強いと思われる。
原油価格高騰を受け、東京市場ナフサ(オープンスペック)も過去最高値 611ドルを記録している。
最近のナフサ価格上昇を受け、住友化学は17日、ポリエチ、ポリプロを5月15日から15円値上げすると発表、
日本ポリエチレンと日本ポリプロの両社も18日、ともに5月21日出荷分からポリエチレンを12円以上(C6-LLDPEとメタロセンPEは18円以上)、ポリプロピレンを15円引き上げると発表した。
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