韓国でバイオディーゼル使用がスタート

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韓国で7月1日からすべての軽油自動車はバイオディーゼル混合の軽油を使うようになる。

バイオディーゼルは豆、菜の花など植物性の油を原料にして作った燃料で、韓国では2002年から政府主導で試験事業を行ってきた。全羅南道、全羅北道と首都圏の一部のガソリンスタンド334ヶ所で、軽油にバイオディーゼル20%を混ぜたBD20を供給した。

産業資源部は、2011年までに1次エネルギーの5%を代替エネルギーで供給するという計画により、本年3月にSK、GSカルテックスなど精油会社5社とバイオディーゼル普及協約を締結した。
試験事業では20%混合のBD20を使用したが、各精油会社が品質問題を取り上げた結果、軽油に0.5%を混ぜたBD5を7月1日から全国のすべてのガソリンスタンドで販売することとなった。

環境団体は、バイオディーゼルの原液混合割合が低くて、環境改善の効果が疑問視されるとし、バイオディーゼルの普及に逆行していると反発している。

大韓石油協会の分析によると、この混合軽油は既存の軽油に比べ、燃費が8%ほど落ちる。また寒さに弱く、冬に燃料が凍り付き、植物性のためエンジン部品の腐食という短所がある。
現代自動車の関係者は「燃料の問題でエンジン系統などに異常が生じれば、製造会社は責任を負わない」としている。

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