Saudi Kayan Petrochemical Company は6月末にFlour Company とオフサイトの用役施設の建設で、またKellogg Brown & Root と135万トンのエチレン工場の設計・調達・建設で、覚書を締結した。
昨年7月、サウジの商業大臣はアルジュベイルに新しい石化コンプレックスを計画する会社の設立を承認し、10月に Al-Kayan Petrochemical Co. が設立された。
同社は本年1月にSABICとの間で覚書を締結し、2ヶ月以内にFSをまとめることとした。その結果、4月末に両社は提携して、新しい石化会社 Saudi Kayan Petrochemical Company を設立することで合意した。
新会社はSABICが35%、Al-Kayan が20%を出資し、45%は公募する。アルジュベイルに石化コンプレックスを建設し、2009年稼動を目指す。
新会社はエチレン(135万トン)、プロピレン、PP、EG、ブテン-1 等に加え、サウジではこれまで生産されていない特殊品を加える。
具体的には、アミノエタノール、アミノメチル、ジメチルフォルムアミド、塩化コリン、ジメチルエタノール、ジメチルエタノールアミン、エトキシレート、フェノール、キュメン、PC等である。
SABICでは新会社は最新の技術を使用し、競争力を高めるとしている。また新会社は応用センターを設置し、PCやサウジの新しい付加価値の高い川下製品のを製品開発、用途開発を行う。
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