ベネズエラ、メルコスルに加盟

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7月4日、南米南部共同市場メルコスル(MERCOSUR [Mercado Comun del Sur])加盟国4ヶ国とベネズエラはベネズエラの加盟を認める議定書に調印した。

ベネズエラ加盟により、人口2億5千万人、GDP1兆ドルの巨大経済ブロックが誕生する。Samerica

メルコスールは1995年1月1日に関税同盟として発足した。
正式加盟国はアルゼンチン、ブラジル、パラグアイ、ウルグアイで、ベネズエラは2005年12月に正式加盟手続きを行った。
準加盟国はチリ、ボリビア、ペルー、エクアドル、コロンビア。

主な内容は
(1)域内関税の原則撤廃 1995年1月より域内関税は原則として撤廃
(2)対外共通関税の適用


なお、南米には共同市場形成を目指したアンデス共同体(Andean Community)がある。
1996年創立で、加盟国はボリビア、コロンビア、エクアドル、ペルー
ベネズエラはメンバーであったが、2006年4月に、ペルーとコロンビアの対米自由貿易協定前進により、関税撤廃等による域内の統合を目していたアンデス共同体の今後の発展の可能性が阻害されたとして脱退を表明した。
準加盟国はアルゼンチン、ブラジル、パラグアイ、ウルグアイ、オブザーバー国はメキシコ、パナマ、チリ。
域内人口は約9,600万人、域内GDP合計は約2,048億米ドル。

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