Lanxess はエンプラ事業部のスチレン系樹脂部門を10月1日からLustran Polymers 部門と改称し、ABSの特殊グレードと着色グレードを事業の中核とするとともに、地域ごとに製品開発から生産、マーケティングまで自主性を持たせる運営に変更する。
“The colorful difference”をうたい文句とするロゴも新設した。
Bayerは2003年末までに、Bayer CropScience、Bayer Healthcare、Bayer Polymers、Bayer Chemicals の4社と、サービス会社3社の合計 7社を分社化したが、2004年7月にBayer Chemicalsの大半とBayer Polymersの一部を新会社 Lanxess として分離し、2005年に上場した。
Lanxessという名称は
「動き出す」という意味のフランス語『lancer』と
「成功」という意味の英語 『success』を組み合わせたもの
Bayer側では両部門の残りを統合して Bayer MaterialScience とした。
製品別の仕分けは添付図の通り。
Styrenics (ABS, SAN単体)及び ABS/SAN はLanxessとしたが、PCはBayerに残したため PC/ABSもBayerに残している。
Lanxessでは事業を4つの事業部に分けている。
(1)Engineering Plastics
・Lustran Polymers:ABS、SAN、ABS/PA、その他
・Semi-Crystalline Products:エンプラ(polyamide 6 and 66系、PBT系ほか)
*当初はスパンデックス(Dorlastan Fibers)があったが、旭化成に売却した。
(2)Performance Rubber
Butyl Rubber、Polybutadiene Rubber ほか
(3)Chemical Intermediates
・Basic Chemicals
・Inorganic Pigments
・Saltigo:農薬・医薬中間体
(4)Performance Chemicals
・Material Protection Products:殺菌剤、防腐剤ほか
・Functional Chemicals:添加剤、特殊化学品、染料顔料
・Leather
・Textile Processing Chemicals
・Rhein Chemie:添加剤
・Rubber Chemicals
・Ion Exchange Resins
*当初は紙用化学品があったが、フィンランドの Kemira Oyjに売却した。
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