Huntsmanは11月初めに、サウジのAl-Zamil とのJV、Arabian Amines Company のエチレンアミン・コンプレックス建設に関し、Jacobs Engineering 社とProject Management Consultancy 契約を締結したと発表した。
設計建設契約は2007年初めに締結する予定で、2009年第1四半期の生産開始を目指している。
本年1月にHuntsman と Al-Zamil が合弁契約を締結し、50/50出資でArabian Amines Company を設立した。
計画では150百万ドルを投じて、サウジのJubail にエチレンアミン・コンプレックスを建設する。
能力は年産30千トンで、エチレンジアミン(EDA)、ジエチレントリアミン(DETA)、トリエチレンテトラミン(TETA)、テトラエチレンペンタミン(TEPA)、アミノエチルピペラジン(AEP)、E-100、ピペラジン等を生産する。
これらはアスファルト添加剤、漂白活性剤、キレート剤、腐蝕防止剤、弾性繊維、繊維柔軟剤、殺菌剤、潤滑油添加剤、医薬、等々の生産に使用される。
合弁契約では、Huntsman は技術を供与するとともに、製品の独占販売権を持ち、主としてアジアで販売する。原料はJubailの各社から供給を受ける。
HuntsmanはテキサスのFreeportとオランダのTemeuzen でEDC/アンモニア法によりエチレンアミンを製造している。
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