2007/4/13 「Solvay、バイオディーゼル副生グリセリンを原料とするエピクロの生産」 でSolvayとDowがバイオディーゼル生産時に副生するグリセリンを原料にエピクロルヒドリンの生産を行うことを報告した。
本年4月30日、Huntsman はバイオディーゼル生産時に副生するグリセリンを原料にプロピレングリコール (PG) を生産する計画を進めると発表した。
同社の先端技術センターで開発した技術を元に、先ずテキサス州のプロセス開発施設で中規模生産を行い、その後大規模生産を行う。同社では2008年までに商業生産開始を期待している。
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昨年11月には穀物メジャーのCargill がバイオディーゼルの副産品で豊富で低コストのグリセリンを使って、プロピレングリコールを初めとする一連のバイオ製品をつくるプロセスを商業化することを進めていると発表した。
設立中の新会社がいろいろな地域でつくられる再生可能原料から競争力あるPGを製造し供給する。
同社は Iowa Falls, Iowa に 37 百万ガロン/年のバイオディーゼル工場と年13.6千トンのグリセリン精製工場を持ち、既に副生グリセリンを販売している。同社とミズーリ州大豆協会は昨年、 Kansas City の同社工場に隣接して、40百万ガロン/年のバイオディーゼル工場と年13.6千トンのグリセリン精製工場建設計画を発表している。
同社では同社のサプライチェーンや他のルートを通じてワールドスケールのPG生産に必要なグリセリンを入手できるとしている。
参考 | グリセリン | C3H5(OH)3 |
エピクロルヒドリン | C3H5CLO | |
プロピレングリコール(PG) | C3H8O2 |
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Rohm and Haas は4月30日、植物バイオテクノロジーのCeres, Inc.と組んで、セルロース系エタノール用の植物からMMAモノマーを生産する研究を開始すると発表した。3年計画で、米国農務省から150万ドルの研究補助金を受ける。
ある種の植物はMMAモノマー類似の物質を自然に製造しているが、抽出できる量を蓄積できない。両社は、植物がこれら物質を製造する仕組みを変え、乾燥した茎、枝、葉からこれを抽出することを研究する。これを抽出した後、茎、枝、葉をバイオリファイナリーに投入し、セルロース系エタノールの製造する。
とうもろこしベースのエタノールが実(grain) からのみ作られるのと異なり、セルロース系エタノールは植物全体から作られる。
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Glycerol chemistryというので、下記のようなreviewが出るようです。
http://www3.interscience.wiley.com/cgi-bin/abstract/114229617/ABSTRACT