ニュースのその後 カネボウ解散

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資産管理会社のカネボウは2007628日、定時株主総会を開き、6月30日付で解散することを決めた。
7月1日からは「海岸ベルマネジメント」と社名を変えて清算手続きに入る。残った資産を売却・処分して負債を返済し、残余財産を株主に分配する。

同社の資産評価を巡っては一部の株主が経営陣を提訴しており株主総会の席上でも解散に反対したが、普通株の85%を握るユニゾン・キャピタル、アドバンテッジパートナーズ、MKSパートナーズの3ファンドが賛成した。

日用品、医薬品、食品の3事業を引き継いだカネボウ・トリニティ・ホールディングスは7月1日付で「クラシエホールディングス」に社名変更する。

「カネボウ」の名前は花王が買収し100%子会社としたカネボウ化粧品に残るのみとなる。(花王が独占使用権を取得)

   2007/3/6 カネボウ・トリニティ、社名をカネボウからクラシエに変更 

カネボウ個人株主の権利を守る会」では東京地裁に対して株式買取価格決定申請を行っている。
争点は、ファンドが実行した上記のカネボウ3事業の
カネボウ・トリニティ・ホールディングスへの営業譲渡の譲渡価格で、ファンド側は434億円、同会は2,785億円以上をそれぞれ主張している。


参考 カネボウ個人株主の権利を守る会 公式サイト
     
http://www.geocities.jp/tob_kanebo/index.htm

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