韓国湖南石油化学、カタールで石化事業に参加

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韓国の湖南(ホナム)石油化学は7月19日、国営カタール石油の子会社Qatar Intermediate Industries Holdings (QIIH)との石化事業で合意したと発表した。

両社は来年早々に ホナムが30%(390百万ドル)、QIIH が70%出資のJVを設立する。
JVは2011年下半期をめどに、
Mesaieed に PP 700千トン、SM 600千トン、PS 220千トンのコンプレックスを立ち上げる予定。
原料のエタンとナフサはカタール石油が供給する。
投資総額は26億ドル。

SABIC のVCM/PVC会社Ibn Hayyan へのLucky の10%出資(当初)など部分的なものを除き、韓国のメーカーによる中東への本格的な参加はこれが始めてとなる。

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湖南石油化学は韓国政府と日本の第一化学(三井石化、三井東圧、三井物産、日石化学)のJVとしてスタートした。
その後、民営化でロッテグループが主株主となり、日本側は2002年末に撤退した。

麗川にコンプレックスを持つとともに、現代石油化学の第二系列を買収し、子会社 Lotte Daesan Petrochemical としている。

詳細は 2006/4/11 韓国の石油化学-2 参照。

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