LanxessはBayerから分離独立した化学会社である。
Bayerは2004年7月にBayer Chemicals の大半とBayer Polymers の一部を新会社 Lanxess として分離し、2005年に上場した。
2006/9/6 Bayer と Lanxess
2007年6月、Lanxess と Ineos は、ABS事業の合弁会社設立で合意したと発表した。
合弁会社の社名は INEOS ABS で、Ineos が合弁会社に51%を出資し、Lanxess のABS事業の Lustran Polymers を引き継ぐ。
2007/7/4 Ineos、Lanxess のABS事業を買収へ
LANXESS は19日、汎用樹脂のABS事業分離後の同社を specialty chemicals group と位置付け、13の製品群を3部門を組みなおし、2009年までに10億ユーロを投資すると発表した。
新組織は次の通り。
Heitmann 会長は投資家とメディアへの説明会で、同社が独立時と比べ高収益で競争力のある企業になったと述べた。今後、トップのspecialty chemicals 会社として、新しい3部門は3つの基準ー優れた製品・サービスの提供、事業の安定、事業の強化ーを満たすよう努力するとした。
同社は事業強化のため、次の3年間で10億ユーロ以上を投資する計画である。目玉は‘LANXESS goes Asia’である。
買収戦略については、他社のように高値で買収し、後になって減益となり競争力を失うようなやり方はしないとした。
買収は急ぐ話ではないとし、用意は出来てはいるが、やる場合には単に規模の拡大のためではなく、少なくとも3年以内に利益に貢献できるものでないといけないと述べた。
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なお、ドイツ紙の報道によると、Lanxess はブラジルの合成ゴムメーカーの Petroflex 買収の交渉を進めていたが、このたび交渉を打ち切ったという。250~300百万ユーロでの買収交渉していたとされる。
Petroflex の株主はSuzano 20.1%、Unipar 10.1%、Braskem 20.1% であったが、Suzano の株主が変わった場合は、Suzano の持分をBraskem と Unipar が購入するオプションを持っており、Petrobras のSuzano 買収に基づき、Braskem は13.4%分を取得し 33.5%とした。
Braskem は将来、これを売却する可能性があるとしていた。
2007/8/22 ブラジルの石油化学業界再編ー2
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