OPECは11日、ウィーンで開いた総会で原油生産量を11月から日量50万バレル増やすことを決めた。
OPEC12カ国のうち、イラクとアンゴラ(2007年1月加盟)を除く10カ国について、2007年2月に決めた生産枠 26,700千バレル/日から1,400千バレル増やし、27,200千バレルとする。
現在の実生産量は枠を900千バレル上回る26,700千バレルであるため、実質500千バレルの増産となる。
増枠は2005年7月以来であるが、実質増産は久しぶりである。(下のグラフ参照)
現在の10カ国の能力は28,780千バレル。ほかに、アンゴラが1,650千バレル、イラクが2,070千バレルとなっている。
既報 2007/3/17 OPEC総会、生産量維持を決定
9月11日の東京市場ドバイ原油は72.60ドル/バレルで過去最高となっている。
付記 市場はOPECの増産が不十分とし、原油価格は上昇した。
12日東京市場ドバイ原油終値 72.90$/bbl 過去最高更新
12日NY市場WTI 10月物 一時 80.18$/bbl 過去最高更新
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