中国最大の新聞紙メーカー山東華泰紙業(Shandong Huatai Paper)は9月12日、増資を行い、その資金で年産50万トンのイオン交換膜法電解設備を建設すると発表した。製紙業から製紙/化学業となる。
華泰紙業は昨年120万トンの高級新聞紙を生産し、国内市場の1/3を獲得しており、長期間輸入に頼っていたのを打ち切った。
人民日報ほか、主要新聞に用紙を供給している。
昨年、同社はDongying Xiefa Chemical、Huatai Paper Chemical、Huatai Fine Chemical、Dongying Huatai Thermoelectric を買収した。
今回の計画は、そのうちのDongying Xiefa Chemical に依存している。
Dongying Xiefa Chemical はクロルアルカリで16年の経験を有し、12万トンのイオン交換膜法電解、6万トンの隔膜法電解、15万トンの過酸化水素、3万トンのクロロプレン、及びファインケミカルプラントを持っている。
山東省東営(Dongying)は海塩と地下の岩塩が豊富で、クロルアルカリに適した場所である。
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