韓南石油化学、中国企業に出資

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山東省の維坊亞星化学(Weifang YAXING Chemical)はこのたび、韓国企業2社と出資に関する覚書を締結したと発表した。
亞星化学に対して、
ロッテグループの韓南石油化学が10%、他の1社が1% 出資する。
亞星化学と韓南石油化学は山東省維坊に塩素化ポリエチレンのJVを持っている。

亞星化学は80年の歴史をもち、塩素化ポリエチレン、塩ビ、イオン交換膜法苛性ソーダなどを扱っている。
苛性ソーダは能力
120 千トンで、Uhde の技術と設備を使用している。

亞星化学は1990年にHoechst から年産 6,000トンの塩素化ポリエチレン設備を輸入して事業を始めた。
現在では生産能力は 110,000トンに達しており、23カ国に輸出し、世界市場の40%を占めている。

韓南石油化学との塩素化ポリエチレンの 50/50 JVは 維坊亞星ロッテ化学(Weifang Yaxing Lotte Chemical)で、2005年に40千トンでスタートし、最近45千トンに拡張した。

 

亞星化学はヒドラジン水和物の生産で Lanxess とのJVをもっている。
LANXESS Yaxing Chemical (Weifang) Company で、Lanxess55% 出資している。

能力は世界最大級の12千トンで、LanxessのテキサスBaytown 工場からプラントを移管した。

2004年にJVを設立し、2005年末から中国及び世界市場に供給しているが、Lanxessでは、大きな生産能力、高品質、先進的なプロセス工学の3つの点で中国のヒドラジン水和物のトップメーカーであるとしている。

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