Bayer は11月6日、第3四半期の業績を発表した。
HealthCare、CropScienceが好調で、全社的には増収、増益で、税効果の影響もあり、純利益は大幅に増加した。
1-9月業績 単位:100万ユーロ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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* EBIT =税引前当期利益+支払利息 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
* Net income はSchering 買収に伴う税効果の影響で増加 |
この中でBayer MaterialScience は増収だが減益となっている。
Bayerは同日の発表で、Bayer MaterialScience のコストダウン計画を発表した。
今後とも技術と収益性の面で主導的地位を占めるべく、更なるコストダウンを行なうとしている。
2009年末までに年間3億ユーロ(500億円)のコストダウンを行なう。
このため、世界中の生産基地の操業とメンテナンスにおいて、プロセスとコストの最適化を達成する。
加えて、管理・マーケティング・流通のコストを大幅に減らす。
これの達成のために、2009年に150~200百万ユーロの特別損失を見込む。
記者会見でWerner Wenning 会長は、部門の従業員の10%に相当する1500人をカットすると述べた。このうち400~500人がドイツ。
大部分は2008年から2009年に退職者の再雇用をしないなど、自然減で達成できるとしている。
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証券アナリストの間でBayerがプラスチック(MaterialScience)事業を売却するのではとの説がある。
同社のCEOが、「プラスチック事業は同社の重要な部門である」としているが、いつまでそれが続くだろうかとしている。
2007/6/6 続 次の買収は?
今回の発表の直前にも、MaterialScience のrestructuring が発表されるのではないかとの噂が流れていた。
SABIC (PCのライバルのGE Plastics を買収)やドイツのライバルBASF が石油やガスで利益を確保できるのに対して、Bayer のPC事業は長引く石油価格高騰の影響を逃れられないとされた。
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* バックナンバー、総合目次は
http://kaznak.web.infoseek.co.jp/blog/zenpan-1.htm にあります。
項目別の索引も作成しました。
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