Honeywell の100%子会社のUOP LLC は10月23日、シンガポールの Jurong Aromatics Corp.がJurong 島に建設する芳香族プラントの技術、基礎設計、設備購入業務に同社が選ばれたと発表した。
天然ガスコンセンデート(天然ガス田のガスに含まれる液体油)を原料に、パラキシレン 80万トン、オルソキシレン 20万トン、ベンゼン 45万トン、燃料 250万トンを生産するもので、基礎設計は既にUOPが実施しており、2011年稼動を目指す。
Jurong Aromatics は Jurong Energy Corp.が60%を出資し、他に次の各社が参加する。
・スイスの世界最大のコモディティ商社Glencore (アルミのUC RUSALに参加)
・韓国のSK Energy
・クウエートの投資会社 Noor Financial Investment Co
・中国最大のPETレジンメーカーの三房巷(Jiangsu Sanfangxiang Industrial Group Corp. )
このプラントでは低硫黄分のクリーンな燃料生産のためにUOP Merox process やUOP Distillate Unionfining process、高品質の芳香族を生産するためにUOP CCR Platforming process、UOP Parex process、UOP Isomar process、UOP Tatoray process、UOP Sulfolane processなど、UOPの幅広い技術を使用する。
Jurong Aromatics では、世界で最も進んだ技術を使用し、世界で最も競争力のある石化プラントになるとしている。
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シンガポールの石油化学については 2006/4/2 シンガポールの石油化学の歴史 (及び その2)
ExxonMobil Chemical は9月4日、シンガポールでの2期計画の最終決定を行なったと発表した。
Shellも2006年7月に Bukom Island の Shell Eastern Petrochemicals Complex 建設の最終決定を行なった。
2007/9/10 ExxonMobil、シンガポールでの2期計画発表
シンガポール政府は石油化学企業の誘致を進めており、エチレン生産を現在の230万トンから2015年以降に年600~800万トンに高める計画を立てている。将来的には輸入のガスやメタノールを原料に現地でオレフィンに変換することも考えている。
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