BP、中国事業を更に拡大

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BPは1月18日、北京の人民大会堂で、訪中している Gordon Brown 首相と中国の温家宝首相の見守る中、中国での事業を拡大する一連の契約書の調印を行なった。

BPは、「30年前に進出して以来、中国への投資は40億ドルを超えるが、これらは中国の消費者の生活水準を向上させ、環境を保護するための高品質の製品、資材を供給するという明確な目的を持って行なってきた」とし、これを更に推し進めたいとした。

BP は1970代初めから中国に進出しており、これまでに43億ドル以上を投資している。
その中には、天然ガスの製造、航空機燃料の供給、LPGの輸入販売、燃料販売、潤滑油ブレンドと販売、石油化学、太陽光発電などがある。石油化学には
上海SECCO石油化工(Sinopec とのJV)と下記の酢酸、PTA事業がある。

BPは中国に30以上の子会社・JVを持ち、約4,000人の従業員を抱えている。

今回の契約は以下の通り。

1)クリーンエネルギー商業化センター

BPと中国のAcademy of Sciences (CAS) はこれまで検討してきた Clean Energy Commercialization Centre (CECC) を共同で設立するFSを実施する契約を締結した。

中国内外の個別のクリーンエネルギー技術(石炭ガス化、石炭液化、Coal to chemicalCO2捕捉・貯蔵、炭床メタンなど)を統合し、Polygeneration(複数のエネルギーを併給する熱電併給システム)のような競争力のある統合フィードストック製造流通システムを構築しようとするもの。

200111月にBPはCASと共同でクリーンエネルギー計画を打ち出した。

2)風力発電

BPはBeijing Tianrun New Energy Investment との間で、共同で内蒙古自治区の白雲鄂博(Bayan Obo 近郊に49.5メガワットの風力発電3基を建設、運営する契約を締結した。
両社は内蒙古自治区の他の場所での風力発電に投資することを検討することに合意した。

3)酢酸

BP Sinopec は重慶にある両社のJVのYangtze River Acetyls Company (YARACO) で65万トンの酢酸の新工場建設の覚書に調印した。2011年に生産開始の予定。

1995年にBP 51%、Sinopec 44%、地元 5%のJVでYARACOを設立、当初能力は15万トンであったが、その後増強し、現在は35万トンとなっている。このほか8万トンのエステルも生産している。

なお、BPとSinopecは江蘇省南京市に50/50JVのBP Yangtze Petrochemicals Acetyls Company (BYACO) を設立し、50万トンの酢酸工場を建設している。

BPは石油化学では酢酸とパラキシレン及びPTAに注力している。

PTAに関しては、BPは中国では珠海富華集団とのJVのBP 珠海ケミカル(BP 85%)が第1期 35万トン(その後増強して現在 50万トン)の工場を持つが、現在、第2期 90万トンを建設中で、間もなく完成すれば合計能力は140万トンになる。

 


* 総合目次、項目別目次は
 http://kaznak.web.infoseek.co.jp/blog/zenpan-1.htm にあります。

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