ノルウェーの太陽電池用シリコンウェーハのメーカー、NorSun AS は本年1月、サウジのJubail でのポリシリコン製造JVの設立の契約を地元企業と締結した。
サウジのSwicorp-Joussour (Swicorp)、Chemical Development Company (CDC)とのJVで、 NorSun が50%、他の2社が25%ずつ出資する。
NorSunはStanford University のDr. Richard Swanson が設立したSunPower Corporation にJV持株の半分を譲渡する契約を結んでいる。
ポリシリコンの当初の能力は年500MW相当で、2010年に商業生産開始の予定。将来的には2000MWまで拡張する。
NorSun は当初の生産量の50%を10年間引き取る契約を締結した。
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NorSun AS は3月4日、シンガポールのJurong島に、太陽電池用の単結晶型シリコンウェハー工場を建設することを決めたと発表した。
製造能力は350MWで、3億ドルを投じて本年第3四半期に建設を開始し、2009年第3四半期に商業生産を開始する。
既存のフィンランドのVantaa 工場(62MW)、間もなく稼動するノルウェーのÅrdal (第1期 130MW)に次ぐ第3工場となる。
原料シリコンは上記のサウジのJVから供給する。
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NorSun は Scatec AS の子会社で2005年12月に設立された。単結晶シリコンウェハーのメーカー。
Scatec は再生可能エネルギーと環境に優しい新素材の開発会社で、Dr. Alf Bjørseth(下記)の個人企業。
2006年11月にNorsk Hydro がNorSun に出資、同年12月に伊藤忠が約10億円の出資を決めた。
現在、Scatec が31%、伊藤忠が4%、Norsk Hydroが16% 出資している。
参考 NorSun 事業紹介 https://www.fondsfinans.no/ff/public/SOL/NorSun.pdf
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NorSun をつくった Dr. Alf Bjørseth は1994年にScanWafer AS を設立、2000年にFornybar Energi AS、SolEnergy AS と合併して世界最大の太陽電池関連企業群 Renewable Energy Corporation AS (The REC Group)とし、初代のCEOとなった。
(Fornybar Energi ASがRECとなり、ScanWafer AS は100%子会社となった。ScanWafer は多結晶ウエハー能力 440MWで世界最大)
RECは原料部門(REC Silicon)、素材部門(REC Wafer)、最終製品部門(REC Solar)を持つ。
住友商事が2004年に約7億円を投じてRECに出資(1.5%)、シリコンウェハーとウェハー原料について日本を含むアジアでの販売権を持っている。
同社は2006年にScanWafer との間で2007年より6年間、約600億円の多結晶シリコンウェハーの長期売買契約を締結した。シャープに供給する。
RECは2007年10月、シンガポールのTuas View に世界最大の太陽電池コンプレックスの建設を発表した。
ウェハー、電池、パネルを一貫製造するもので、能力は最終的には 1,500MWとなる。
5年間で30億ユーロを投じるもので、従業員は3,000人に達する。
* 総合目次、項目別目次は
http://kaznak.web.infoseek.co.jp/blog/zenpan-1.htm にあります。
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