SABICは本年1月、OSOS Petrochemical (新設)との間で、PBT などを生産するJV設立の覚書を締結した。SABICは2ヶ月以内でJV計画を検討し、参加する場合は同社は35%の出資をすることとなっていた。
2008/1/19 SABIC、新規JV設立で MOU 締結
SABICは4月13日、サウジ証券取引所への報告で、交渉を取り止めたと発表した。撤退の理由は明らかにしていない。
同社としては既にPBT事業を行っているため、これに参加しなくてもなんら支障はないとしている。
SABICは昨年GE Plastics を買収し、SABIC Innovative Plastics と改称した。
Middle East Economic Digest はPBTの引取コストが決裂の理由と思われるとしている。
OSOS Petrochemical は他のパートナーを探し事業を継続するとみられる。
現在、同事業のコントラクターの評価中で、候補はAker KvaernerとSinopecのチーム、韓国のGS Engineering & Construction、同Samsung Engineering Company、同Hanwha Engineering & Construction の4社となっている。
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