中国、「レジ袋規制」を強化

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中国では6月1日に「レジ袋規制」が始まった。

   2008/6/4 中国でレジ袋有料化 実施  

規制が始まると、いろいろ規制をモグル動きが出ているため、商務部、国家発展改革委員会、工商総局は10日、規制を厳しくする「補充意見」を通達した。

1)飲食店、書店なども無料レジ袋禁止

法律は 対象小売店を、消費者を相手に小売業を営む各種のスーパー、デパート、自由市場などを想定していたが、多くの飲食店でレジ袋の無料提供が続くなどの問題が多発したため、今回施行範囲を飲食店、書店、衣料品店、建築材店などにも広げられた。

2)手提げ機能つき包装は禁止

スーパーでは果物、野菜、海産物などの個別包装に、主に無料提供のロール式ポリ袋が用いられている。(規制対象外)
レジ袋規制の施行後に、このロール式ポリ袋の使用量が大幅に増加している。
ロール式ポリ袋をレジ袋代わりに使用する消費者がいるためで、手提げ用の穴があるロール式ポリ袋を用意したり、なんの標示もないロール式ポリ袋を総菜や麺類など直接口に入れる食品の包装に使用している。

「補充意見」は「生鮮食品などの包装に用いるビニール製事前包装袋」は、手提げ機能を備えず、かつ食品包装の関係基準を満たさなければならないとした。

国の関連規定に照らして、企業情報のほか「食品用」「QS」などの標示を袋上に明記し、消費者が納得した上で使用できるようにしなければならない。

3)無標識の袋は10月から禁止

国の基準はレジ袋の厚さ(0.025ミリ以上)・強度・標識を厳格に定めている。

4月16日以前にメーカーが仕入れ、かつ安全性・衛生度・厚さに関する「要求」の規定を満たしながら、それらが印刷されていないレジ袋については、9月30日までは販売・使用できるが、10月からは禁止となる。

4)製造元が不明の袋は禁止

「補充意見」は、小売業者は顧客に各種材質の袋を提供する際、合法的に設立されたメーカー、卸売業者、あるいは商社から購入し、かつ検査に備えて必要な証書を請求し、仕入・販売台帳を用意しなければならないと定めた。

現在、買い物袋の多くは企業の広告やロゴが印刷されているだけで、中には基準を満たしていないものすらある。こうした製品の根絶を図る。


* 総合目次、項目別目次は
   http://kaznak.web.infoseek.co.jp/blog/zenpan-1.htm にあります。

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